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「Apache Cassandra – クイックスタート」でCassandraクラスタ構築やってみた

はじめに

会社でNoSQL製品の比較検討をすることがあり、私はCassandraの調査担当になりました。

会社のオンプレミス環境に検証サーバは立ててますが、自分でめちゃくちゃにいじれる環境が欲しく、かつcassandra.yamlとかOSレイヤの設定も見たかったので、以下URLに従ってAWSのCloudFormationでCassandra環境構築してみました。

aws.amazon.com

やり方

前述のURLから、デプロイガイドを参照して作りました

aws-quickstart.github.io

デプロイガイドの補足と注意点です

  • CloudFormationのデプロイ開始から完了まで30分から1時間程度かかりました。使いたいタイミングの前には準備しておきましょう。
  • また、デプロイ後は最低7台のEC2が起動します。結構費用がかかるので、すぐに使わない場合はEC2の停止もしくはCloudFormationスタックの削除を忘れずに。私は一晩消すの忘れて数千円かかってしまいました。。。
  • デプロイガイドの「Launch the Quick Start」にCloudFormationテンプレートのリンクがありますが、「新規VPCにデプロイ」と「既存VPCにデプロイ」のリンク先URLが「逆」になっています。(2022/08時点)
  • CloudFormationテンプレートのリンクから辿ると強制的にオハイオリージョンになるので、特に新規VPCにデプロイする場合は使用するリージョンに修正するのを忘れないようにしましょう。これはクイックスタート全般で共通ですかね。
  • 構築後、キーペアの秘密鍵をDevOps instanceにSSHで送信しましょう。DevOps instanceからCasasndraノードへのログインのコマンドに唐突にキーファイルが出て来ますが、DevOps instanceには秘密鍵おいてません。

感想

AWSが配布しているCloudFormationテンプレートで検証環境構築できるのは以前から知っていましたが、結構簡単に環境構築できて感心しました。

このクイックスタートの環境のOSや構成はCassandra用に対してチューニングされているので、オンプレで構築するにあたりかなり参考になると思います。

反面、費用と時間はちょっとかかるので、アプリ開発者の方がちょっと触ってみたい、という方はAmazonKeyspaceの利用をお勧めします。

aws.amazon.com